「愛される路線バスになるために」前編(3/4)

- きないくえビジネス対策委員長 × 女性バス運転手のみなさん -

気になるバス運転手のワークライフバランス。
みなさん、仕事と家庭との両立ってどうしてます?

委員長 :
みなさんがバス運転手になったのには、いろいろなきっかけがあるんですね。とても興味深かったです。
また、今日出席している全員が「働くお母さん」ということで、“そのガッツもすごいな~”と感心しています。
個人的にも興味があるんですが、仕事と家事とか育児とかの両立って、どうしているんですか?

新垣さん :
私は、6年前に免許を取っていましたが、ずっと2tトラックに乗っていました。
でも友人が、“バス運転手の方が交代制のシフトで、子どもと過ごす時間が取りやすく、家庭との両立も融通がききやすいよ”ってアドバイスしてくれて、バスに転向しました。
トラックと違って運行ルートを覚えるのも大変ですが、研修があるので安心ですね。

長嶺さん :
うちの会社では子どもが小さいと、勤務時間を早番シフトにしてくれます。

新垣さん : それはいいですね。

長嶺さん : もちろん繁忙期は朝から晩まで忙しいですけどね。

新垣さん :
確かに。忙しい時は1日中子どもと会えないこともありますけど、 そんなときは“今度の休みに遊びに連れて行くからね”って言い聞かせて、我慢させたりもします。
でも遅番の時には子どもを学校に送ってやれたり、以前よりゆとりができました。

長嶺さん : お子さん、まだ小さいんですか?

新垣さん : 上は高校生ですけど、下の子はまだ4歳なんですよ。

長嶺さん : うちも上はいっしょですね。下はまだ1歳です。

半嶺さん : あら~。大変でしょう?

長嶺さん : そうですね。

委員長 :
仲村さんはお子さん5人だそうですね?
勤続11年で一番キャリアも長いですが、両立って大変じゃなかったですか?

仲村さん :
うちは上の子が22歳でもう大きいので、下の子たちを面倒見てくれます。
兄弟が多いから手助けをしてくれて助かりますね。

長嶺さん :
うちもそう。下の子の体調が悪くなって託児所に預けられなかった時、夏休みだったので、上の子に面倒を見てもらったり。上の子がいてくれて、本当に助かってます。

新垣さん :
あと、私は実家の協力ですね。それがあるからやっていけます。

委員長 :
なるほど。みなさん、ご家族の理解や協力があってこそということですが、お母さんたちのがんばりには本当に頭が下がりますね。

一同 : いえいえ。

委員長 :
今回、お聞きして初めてわかったのは、“路線バス運転手の仕事って、女性ののライフスタイルやお子さんとの過ごし方に合わせられる働き方、融通がある程度利くんだな~”ということ。本当に勉強になりました。

仲村さん :
バスの運転手の仕事内容は完全に男女平等なんですよ。
だから大変さもあるけれど、やりがいもすごく大きいですね。

新垣さん :
私もそれはすごく感じます。他の業界とは全く違う。
いわゆる男社会じゃなくて平等で、とても働きやすいです。

委員長 : え?お給料もですか?

一同 : そうそう。

委員長 :
そうなんですか。
バス業界って、女性が男性と同じように力を発揮できる場所なんですね。
年齢とかキャリアに関係なく、チャレンジのしがいがありますよね。

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