「愛される路線バスになるために」前編(4/4)

- きないくえビジネス対策委員長 × 女性バス運転手のみなさん -

路線バスは県民の足。社会的な使命があります。
運行で心がけていることは何ですか?

委員長 :
路線バスってよく「県民の足」って言われますよね。通勤や通学、買い物とか通院など、老若男女、本当にさまざまな人たちが利用しています。バス運転手として運行の際に特に気をつけていること、心がけていることをぜひ教えてください。

半嶺さん :
やはり大勢のお客さまを乗せて運行するので、安心安全な運転を、転倒などしないよう、「目的地まで安全に送り届ける」ことを心がけています。

委員長 : それは基本ですよね。長嶺さんはいかがですか?

長嶺さん :
安心安全な運転はやはり同じです。
私はいつも“今日も1日安全運転できますように”と心の中で祈っています。
だから1日の運行が無事に終わると、安心してぐったりします(笑)。

委員長 :
なんか、目に浮かびます。
みなさん、本当に真剣に考えてくださってるんですね。
キャリアが長い仲村さんはどうですか?

仲村さん :
そうですね。信頼を寄せてくださっているお客さまのために、「無事故で目的地まで送り届ける」こと。これはキャリアに関係ないと思いますよ。

委員長 :
“運転手さんたちの表には見えない地道な努力、真剣な姿勢があるから、私は6年間、何事もなく無事に通学できたんだな~”って改めて思いました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいですね。
今日、こんな風に運転手さんの心構えを生で聞く機会があって本当によかった。
県民のみなさんにもぜひ知っていて欲しいですね。

一同 : これからも安全運転、がんばります!

委員長 :
あと利用者の立場から言わせていただくと、バスって学生にとって本当にいろんな出会いがあるんですよ。
私が毎日通学に使っていたのは沖縄市の知花十字路6:15分発の90番。
学校に着くまで結構な長旅でした。
だから、まずはバスで仮眠を取り、途中でいつもバスに乗ってくる他校の男の子に会うのが楽しみで、“あ、あの人、今日も乗ってきた!”みたいな(笑)。

半嶺さん : もしかして、それで恋が生まれたとか?

委員長 : そうそう。

一同 : キャー♡

委員長 :
野球部の人で、野球部ってカバンに名前が書いてあるじゃないですか?

長嶺さん : チェックしたんだ~?!

委員長 : もちろん!“ふーん、浦添高校の○○クンね~”って。

一同 : うんうん、それで?それで?

委員長 :
ある日、その人と別の場所でばったり会って、“あ、いつもバスで会う人ですよね?”ってあっちも覚えていて、“じゃあデートしましょうか?”って国際通りでドーナツを食べて帰りました。青春の甘酸っぱい体験ですね。
バス通学ってホントに楽しい時間でした。

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