「愛される路線バスになるために」後編(2/5)

- きないくえビジネス対策委員長 × 女性バス運転手のみなさん -

路線バスのメリットは?魅力ってなんだろう?
 利用者の目線で考えてみました。

委員長 :
ではみなさんにちょっと質問!プライベートでバスに乗ったりします?

仲村さん :
那覇に飲みに行く時ですかね~。自宅から国際通りあたりまで往復バスで行くって感じです。

長嶺さん : 私もそう。行きはバスで帰りはタクシーとか。

新垣さん : うーん、ふだんはなかなか乗らないかも。

委員長 :
飲みに行く時は確かにバスが便利ですよね。車は駐車場探すのも大変な上に駐車料金がかかるし、帰りは運転代行も頼まなきゃいけないし。経済的っていうのがバスの一番のメリットですかね。

半嶺さん :
以前、タクシーの乗務員をしていましたが、その料金に比べると、バスはあれだけ長い距離を乗っても、「え、この値段?」って思うぐらい低料金。

委員長 : それ、もっと多くの方に気づいてほしいですね。

半嶺さん : 初めてバスに乗ったお客さまに「この運賃、間違いじゃないの?」って言われたことあります。「この前、ここまでタクシーで2000円したのに~」って。

委員長 :
安くてびっくりしたんでしょうね。そういえば私、中3の時に沖縄市から名護までバスに乗ったことがあるんですよ。

一同さん : え~?何しに?

委員長 :
実は日本ハムの大ファンで、名護にキャンプで来たときにどうしても岩本勉投手に会ってサインをもらいたいと思って(笑)。そのときの名護までのバス賃が確か1000円ちょっとでした。今思うと、あんなに安く名護まで行けるってすごいですよ。

半嶺さん :
それから、やっぱりエコでしょ。何十人っていう人が自分の車を出さなくていいわけだから、CO2も減らせるし。

委員長 :
地球に優しくて節約もできて経済的。それから、何と言ってもバスレーンはバスの特権ですよ!渋滞横目にス~イスイ。

新垣さん
バスを満杯にしたら、道路はもっとスイスイになるかも。みんなで協力して渋滞を減らそう!

委員長 :
そうですね!それから、移動時間をいろいろ活用できることも大きな魅力!

長嶺さん : みなさん、メールしたり、音楽聴いたりしてます。

委員長 :
あのバス通学の時間って、有意義な時間だったんだなぁ~と改めて思います。音楽を聞いたり本を読んだりはもちろん、テストが近いと必死で勉強したり。自分で車を運転するようになると、時間がもったいないって感じることがあります。今、この時間にメールを返信したり、台本覚えたい~って思います。県民のみなさん、忙しい人ほどバスがおすすめですよ!

長嶺さん : たまにマイカーの運転手が運転しながら携帯を見ていてすごく危ないです。「それならバスに乗りなさい!」って怒りたくなります!

委員長 : ホントですか?超危ない!!

半嶺さん : 携帯に夢中で青信号に気がつかない方もいます。

新垣さん : いるいる。

半嶺さん : それならみんなバスに乗った方がいいですよ。

長嶺さん : 通勤や通学は毎日のことだから、時間をすごく有効に使えるはず。

一同 : ホント、その通りですよ~。

委員長 :
実はこの前、私の地元をロケバスで回ったんですけど、いつも自分で運転して走る道なのに景色が全然違うんですよ。

長嶺さん : そうそう。バスに乗って景色を眺めると、いろんな発見がありますよ。

委員長 :
ホントにね。「あれ、こんなところにお店がある。今度行ってみよう!」って、すごく楽しかったです。みんな、やったらいいのに。

半嶺さん : そう。いいと思いますよ。

委員長 :
それこそ何も考えないでぼーっとして、自分の降りる場所でボタンを押せばいいですしね。ラクチン!

長嶺さん : あとね、バスなら人間観察もできますよ。私、好きなんです(笑)。

一同 : あい~っ、おもしろそう~!(笑)

委員長 :
うん、それもアリ。そういう楽しみ方もありますね。やっぱりバスっていいですね~。

委員長 : 今お聞きした路線バスのメリットや魅力を、ぜひ県民のみなさんに伝えられたらいいですよね。バス会社ではどんな取り組みをされていますか?

半嶺さん :
9月20日のバスの日を記念して、路線バスが2日間乗り放題になる1000円の乗車券があります。那覇バス、琉球バス交通、沖縄バス、東陽バスの4社の路線バスで使えますよ。

長嶺さん : あと、ゆいレールと那覇バスの市内線が1日乗り放題になる「バスモノパス」というものもありますよ。

委員長 :
休日にマイカーを置いてお出かけ、いいじゃないですか。お得に乗っていただく機会を増やして、県民にその魅力やメリットを実感してもらうのはすごく効果的!そうそう、お得な乗車券の情報はわった~バス党のウェブサイトでもわかりますよ。

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「愛される路線バスになるために」前編

「愛される路線バスになるために」番外編